こんにちは！

ブライダルデザイナーのまるみです。

私たちは新郎新婦様の魅力を最大限に引き出すお手伝いをしていますが

その中で「色」の持つ力を活用したアドバイスが、大切な軸になっています。

私たちの目はとても優秀で、750万色識別することができる、という説もあります。

今回は、その「色」の持つ不思議な力についてご紹介いたします。

・色で体感温度が変わります

例えば、同じ広さで、床や壁、天井が青(寒色)の部屋と赤(暖色)の部屋を

比べると、体感温度が３度変わると言われています。

もちろん、青の方が３度低く(涼しく)感じられます。

羽が赤い扇風機では、暑さはしのげそうな感じはしないですよね？

季節ごとにカーテンや絨毯の色を変えるなど、私たちは体感温度の差を

日々の暮らしの中で上手く使っています。

・色で重さが変わります

同じ大きさの段ボール箱。白と黒だと、どちらが重く感じますか？

答は「黒」。白と比べると、1.8倍重く感じると言われています。

引越し業者の段ボールは白～クリーム色。

もし黒だと、運ぶ方の疲労度がアップしてしまいます...。

あ！婚約指輪をプレゼントされる時の箱は、黒の方が重みもあり、

高級感を演出することができますよ！

・色で時間の流れ方が変わります

「あっという間だった」というパーティーにしたい方は、黄色、オレンジ、赤などを

取り入れると、ゲストに時間の流れを早く感じてもらえます。

ファーストフード店は、お客様の滞在時間を短くして回転率を上げるために

このような色を使うことが多いですね。

逆に「ゆっくり楽しい時間を過ごせた」とゲストに感じてもらいたい場合は

どこかに暖色の濃い色(深いブラウンなど)を使うことをお薦めします。

ホテルのメインバーでダークブラウンを使っていることが多いのは

お客様にゆっくり長い時間を過ごしてしていただくことを大切にしているからです。

パーティー会場の装飾を決める時に、色の持つ「時間をコントロールする」力も使ってみて下さいね！

...こんな風に、「色」は実は無口ですが、とても高いコミュニケーション力を持っています。

皆様の大切な1日を彩る色。

色の持つ力を活用して、素敵な結婚式を創ってくださいね。

次回は、新郎新婦様をより美しく見せる「似合う色・パーソナルカラー」のご紹介をしたいと思います。

楽しみにお待ちくださいね。